こばやし歯科クリニック様とウィル訪問看護ステーションで合同の勉強会を行いました。
訪問診療医、ケアマネージャー、ST、看護師、栄養士など江戸川地域の多職種が総勢25名ほど集まり大変盛況でした。
前半はこばやし歯科の副院長の斎藤先生より嚥下障害の患者さんに対して歯科が出来る事を講義して頂き、実際の患者さんの動画と一緒に具体的に勉強をすることができました。
後半は「多職種の協働とはお互いの仕事をより良く知ることから」をテーマに、現在ウィルやこばやし歯科などで協働している患者さんに対しての実際のアプローチを、
介入から現在までの流れを時系列で追い、各専門職がその時に何を診て、どういう事を考えて、何を目的にどんな介入をしたのか書き出していく形式のディスカッションをとり、参加者の満足度は高かったようで良い機会になりました。
実際に取り上げた事例は、退院1か月前から経口摂取は厳禁、施設入所が妥当と判断されたが「口から食べたい」「家に帰りたい」という本人の想いを叶えるために多職種チームでガンガン動いた取り組みを紹介させて頂きました。
嚥下という視点では難症例ですが、専門家たちのそれぞれの視点と介入と協働のプロセスを紐解くと、個の専門家が頑張るだけより専門家たちがチームで関わることが患者利益になることが良く分かる勉強会になりました。この勉強会を通して互いの仕事を深く知り、明日のケアから早速、連携・協働を一歩踏み込んでチームアプローチができるようになったと思います。
また参加者から同じ形式の勉強会希望が出ているため、更に洗練させて行っていきたいと思います。